前回の記事で、Switch2でキャプチャボードを使用してVTuberの顔出しを行う方法を紹介しました。

その後、チャット機能で映像の確認をしたところ、映像が横に潰れてしまう現象が発生しました。

今回はOBSのフィルタをかけることでこの現象に対応する方法を紹介します。

対応前後で以下のような差があります。

対応前後

対応方法(概略)

  1. OBSのシーンフィルタに「スケーリング/アスペクト比」を追加
  2. 解像度を「2560x1080」に設定(キャンバス解像度が1920x1080の場合)

対応方法

対応方法

以上です。

原因と対処内容

以下はなぜ現象が起こるのかと、それに対してどのような対応を行っているのかの説明になるので、対応方法だけ知りたい方は読まなくて大丈夫です。

原因

Switch2のチャット機能では、16:9の映像の上下をクロップし、クロップ後の映像を16:9に変換しているような挙動をしています。

チャット機能の挙動

おそらく顔を集中的に表示しやすいように上下をクロップしているのだと思いますが、この挙動が原因で潰れたような映像になってしまいます。

対処内容

そこで、Switch2に送る映像に対して、OBSのシーンフィルタによって以下のような加工をしています。

プロセス

これで、映像が潰れることなくチャットに出力できるようになるということです。

ちなみに、チャット機能以外で使用する場合は「スケーリング/アスペクト比」の左にある目のマークからシーンフィルタをOFFにすれば、元の映像に戻ります。